わきが・多汗症

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わきが・多汗症

わきがとは

わきがは正式には「腋臭症(えきしゅうしょう)」と呼ばれ、アポクリン腺という汗腺が原因で発生する、特有のツンとしたにおいが特徴的です。これは、わきが体質の人、つまりアポクリン腺のある人だけが持っている特有のにおいです。アポクリン腺のない人は、どんなに汗をかいても、不摂生をしても、「わきが」臭が出ることはありません。

単なる「ワキ臭」とは違い、「わきが体質」は生まれつきの遺伝によるものですから、手術をしない限り変えることはできません。世界的に見ると、白人は80%以上、黒人はほぼ100%の人がわきが体質です。しかし日本人は世界的にも非常に特殊な民族で、わきがではない人が90%を占めます。

わきが体質の人の耳アカは、柔らかく湿り気を持っていることが多いです。耳の中(外耳道)にわきがの原因となるアポクリン腺が多いため、耳の中に多いということは、ワキの下にも多いと考えられます。

また、白い洋服や下着のワキ部分が黄ばむことが多々ある人も、わきが体質という可能性が高いです。

治療方法

わきがの治療法は様々で、根本的に治すためには、においの原因となっているアポクリン腺を取り除くことが一番です。しかし、手術が不安だったり、傷跡を気にしたり、様々な悩みがあるでしょう。大切なのは、症状にあった治療をすることです。

多汗症とは

多汗症とは、特に暑いわけでもなく、運動をしたわけでもないのに、多量の汗をかく症状です。多汗症はふたつに分類されます。手や額、腋の下など部分的に汗をかく、局所性多汗症と、全身性多汗症とがあります。原因がわからない場合が多いですが、局所性多汗症のほとんどが、精神的なストレスが原因といわれています。緊張、不安を感じると交感神経が働き、汗腺が活発になります。そのため交感神経が敏感な方ほど、多汗症にかかりやすいです。

全身性多汗症は、甲状腺機能亢進症(バセドー病)、急性リウマチ、糖尿病、結核など、代謝異常や内分泌異常、循環器や中枢神経の疾患に関わっていることが多く、検査が必要になります。

治療方法

多汗症の治療方法は様々あります。

外用薬

塩化アルミニウム液は「汗止め液」とも呼ばれており、汗を出す汗管を閉塞することによりの細胞に直接働きかけます。

内服薬

内服薬の種類には、抗不安薬、抗コリン剤があります。交感神経抑制剤は、汗が分泌される原因となる、交感神経の乱れを整えるために使用され、抗不安剤薬は、緊張時にともなう多汗症を緩和させるために使用されます。抗コリン剤は、大量の汗を放出させる原因となる、アセチルコリンという、伝達物質を抑える薬です。

また、多汗症の症状に効果のある漢方薬があります。自分の身体にあった漢方薬を服用するとよいでしょう。

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(形成外科)

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